2016年 07月 11日
ごはんでケアできること |
先日、第5回ロイヤルカナン アンバサダーミーティングに参加し、外見の違い✕遺伝的なことから、猫種ごとに必要なケアについて、お話を聞かせていただきました。
今回のテーマだと、うちは正統派雑種ですから、お呼びでないと思っておりましたが、なぜか当たりました(・_・)ありがとうございまーす。《前回記事》理想の会社(7/3)★
正式テーマ名は「猫種ごとに異なる特徴とフード選びの基礎知識」。前半が猫をより深く理解するところからで、初めて知る面白い話もあり、少しご紹介させて下さい。
【基礎知識①】単独行動からわかること
上下関係が無いから、人間のことを母猫か単なる同居人と思っているそうです。仕事はしません。自分のことだけ。そして自分の身は自分で守る
説明された原田獣医師のポン次郎さんは、原田獣医師をお父さんと甘え、奥さんは遊び相手と思っているフシがあるそうです。
【基礎知識②】先祖は乾燥地帯で生活
水はあまり飲まないので水分を節約⇛濃いおしっこを作る⇛膀胱炎、尿結石に注意!そして年をとったら慢性腎臓病に注意
……ここまでは知っている話でしょ?
【基礎知識③】肉食動物って言うけど肉食って?
完全な肉食動物ともきくし、ネズミなど捕食した動物が食べた草もひっくるめて栄養をとっているとも聞いたことがあります。
ペットフードの選択では、原料の最初に肉が書いていないものはタンパク質が足りてないとか、フレッシュミートやフィッシュだけがいいとか噂がありますが。どう解釈したらいいか?
■肉食と雑食(ヒトとか犬)の違い↓
肉しか食べない動物ではなくて、動物性の栄養素が必須の動物だそうです。人間はベジタリアンになれても、猫はなれません。衝撃的な写真が、、、。↓ベジタリアンに育てられた猫さん。
動物性の食品にしか含まれない必要な栄養素が足りず、猫らしい風貌ではなくなっているし目も見えていないそうです。
タウリン(目の網膜)、アラキドン酸(細胞膜の材料)、ビタミンA(皮膚を作る)
■猫には穀物は不要か?
穀物を消化できない、と聞いたことがありませんか?
デンプンを消化する酵素“アミラーゼ”が猫の唾液には含まれないけれど、すい液には含まれ、ちゃんと消化できますって。
■逆に穀物は必要か?
上記資料によるとロイヤルカナンがいう3大栄養素の最適なバランスは炭水化物45%、タンパク質35%、脂肪20%。
炭水化物が多いことに驚きませんか?炭水化物はエネルギーに使う。少ないとタンパク質からエネルギーを使うことになるのでもったいないんだとか。タンパク質はエネルギーに使うよりも、他の仕事をしてもらうほうがよいんだとか。なるほど。。。
■タンパク質
腎臓病の療法食は低タンパク(人間と同じですね)なのだそうです。猫はタンパク質の少ない食事は飽きてしまうので、匂いや味を変えて根気よく与える事が大事だそうです。
↑ちょっと見えにくいかもしれませんが、
タンパク質が少なくて魚味(好き)
タンパク質が多くてオレンジ味(嫌い)
を繰り返し与える実験で、最初は魚味を選ぶけれど、嫌いな味でもタンパク質が多いごはんを選ぶらしい。風味でごまかしたフードも猫にはお見通しなのかもしれません。タンパク質を体が欲しているんですねぇ。
必要な栄養素は何か、そしていかに効率よく栄養を取れるかを追求しているメーカーさんですねぇ。猫にとって必要なケアをごはんで叶えるといえば“機能食”と言ってもいいのでは?
第2回アンバサダーミーティング肥満対策
スペシャルミーティング〈Think&Action!2014〉被毛対策
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by neko7ko
| 2016-07-11 02:19
| 猫活